どうも、朝比奈です。
今回の記事では、公認会計士試験の科目別の勉強法についてまとめてみました。
公認会計士試験の科目は全部で9科目あるのですが、その中でも勉強する必要がある科目は実質6科目です。
具体的には、以下の6科目のことですね。
- 財務会計論
- 管理会計論
- 企業法
- 監査論
- 租税法
- 経営学(4つの選択科目のうちの1つ)
各科目の特徴については、こちらの記事で詳しくお話ししています。

それでは、始めていきましょう。
財務会計論の勉強法
公認会計士試験の試験科目の中で、最もボリュームの重い科目ですね。
とにかく完璧にするまで膨大な時間がかかるので、早いうちに取り掛かって、早いうちに仕上げてしまいましょう。
そうすればメンタル的にも早めに楽になれますからね。
財務会計論で勉強する内容は、大きく簿記(計算)と財務諸表論(理論)に分かれます。
とにかく簿記は、何度も問題を繰り返し解いて、アウトプットの練習をしましょう。
財務諸表論に関しては、一通り講義を聞いた後、テキストを通読したり問題集をひたすら磨いたりして、インプットとアウトプットを並行して繰り返していきましょう。
また論文式試験の勉強の時になったら、時間の短縮のために、書いて覚えることはせず、テキストに書いてあることを何度も暗唱して暗記していくようにしましょうね。
財務会計論の詳しい勉強法については以下の記事で詳しく書いています。


管理会計論の勉強法
管理会計論は、財務会計論の次にボリュームがある科目です。
管理会計論で勉強する内容も、大きく計算と理論に分かれます。
計算は簿記と同じく、ひたすら問題にあたって、アウトプットしながら各種の計算方法を身につけるようにしましょう。
特に、計算に必要なボックス図や分析図は、問題を解くときに何度も自分で書いてみることでしか身に付けられないので、簿記と同じく、ひたすらアウトプットを練習して覚えましょう。
反対に、理論は計算ほどのボリュームはないので、他の科目の勉強をしているかたわら、気分転換程度に仕上げていくと良いでしょう。
勉強の仕方は財務諸表論のときと同じく、インプットとアウトプットを並行すると効率的です。
管理会計論の詳しい勉強法については、以下の記事で詳しく書いています。


企業法の勉強法
企業法は理論科目で、計算の要素はありません。
主に会社法の勉強をすることになります。
法律科目なので、条文の内容を勉強する事になるんですけど、難しい文章で書かれている条文をいくら眺めていても、効率の良いインプットは出来ません。
というわけで、予備校の講義を一通り聴いて、必要最低限のインプットが出来たら、どんどん問題集を解いていきましょう。
その後、どんな問題が試験で出題されるのかが分かった状態でテキストを読むと、効率の良いインプットができるようになるでしょう。
短答式試験の勉強のときは、わざわざ六法を使って、条文を引く必要はありません。基本的に予備校のテキストに書いてあることを押さえればOKです。
反対に、論文式試験の勉強のときは、根拠となる条文番号を答案に書く必要があるので、普段の勉強のときから条文を引く練習をしておく必要があります。
基本的には基礎的な問題しか出題されず、努力すれば努力するほど点数が取れる科目なので、良い点が取れるように頑張ってやっていきましょう。
企業法の詳しい勉強法については、以下の記事で詳しく書いています。


監査論の勉強法
監査論は抽象的な話が多く、実務的な話も数多く出題されるので、実務経験のない受験生にとってイメージがし辛い難しい科目です。
とにかくインプットの段階で苦労をすると思うので、何か分からないことがあったら遠慮なく予備校の講師に質問しに行きましょう。
また、時間があれば監査基準委員会報告書を読んでおくと良いでしょう。特に、短答式試験は監査基準委員会報告書からの出題されている問題がほとんどなので。
逆に、論文式試験の時は本番で監査基準委員会が配られるので、普段の勉強のときに読み込んでおく必要はありません。
時間をかけてもあまり得点が伸びない、費用対効果の悪い科目なので、ある程度のレベルに仕上がったら、なるべく別の科目の勉強に時間をかけるようにしましょう。
監査論の詳しい勉強法については、以下の記事で詳しく書いています。


租税法の勉強法
租税法は、論文式試験だけの科目です。
予備校の講義は短答式試験の前から実施されていることが多いですが、基本的に短答式試験が終わるまではやらなくていいです。短答式試験の試験科目の勉強だけに集中しておきましょう。
租税法の勉強内容は、計算と理論の二つがありますが、とりあえず計算の勉強をしっかりやっておれば、自然と理論にも応用できる知識が身に付いていきます。
計算は細かいルールや公式を暗記していかないといけなくて、片手間でちょこっと勉強をしたところですぐに忘れてしまうので、一定の期間に集中して、一気に仕上げてしまうのがオススメです。
租税法の詳しい勉強法については、以下の記事で詳しく書いています。

経営学の勉強法
経営学も論文式試験だけの科目です。
正直、楽勝の科目です(笑)。公認会計士試験のオアシスとも言える科目でしょう。
そもそも科目全体のボリュームが少なく、短時間の勉強で合格レベルにまで仕上げることができます。
経営学も計算と理論に分かれているのですが、計算はいくつかの公式を覚えて、少し問題集の問題を解くのに時間をかけてやれば、すぐ合格レベルに達します。
理論も、一通り講義を受けた後、薄いテキストに書いてあることをいくつか覚えていけば本試験に対応できる知識が身に付きます。
論文式試験の勉強で、他の重たい科目(例えば財務諸表論や租税法など)の勉強で疲れた時の気分転換でやっていきましょう。
それだけではある程度のレベルに仕上がっていきますからね。
ただ、油断して経営学の勉強をサボりすぎると、本試験で足切りされてしまう、なんていうことも起こってしまいますから・・・
そうならないように、ある程度はしっかりと勉強して、充分に対策しておいてくださいね。
経営学の詳しい勉強法については、以下の記事で詳しく書いています。

まとめ
以上、公認会計士試験の科目別の勉強法についてのお話でした。
どんな科目の勉強をする時においても、とにかく効率的な勉強のやり方を意識しておけば圧倒的に短期間で何の科目も合格レベルに達することができるでしょう。
勉強が進んでいくと、自分が得意な科目と、苦手な科目に分かれると思います。
試験勉強ににおいては、とにかく苦手な科目をなくすことが大事です。というわけで、苦手な科目については早いうちにカバーできるよう、しっかり時間を取って着実に仕上げていって下さい。
『公認会計士試験”短期合格”メルマガ講座』
会計士試験の受験生向けメルマガ講座を運営しています。
試験に短期合格するための勉強法が学べる、実践的な講座です。
【メルマガ講座の内容(ほんの一部です)】
・短期で試験に合格する人と、何度も試験に落ちる人の違いとは
・『正しい勉強法』の身につけ方
・小手先の勉強テクニックよりも、まずはマインドセットを改善すべき
・短期合格者たるマインドセットとは
・予備校の講師の言うことを間に受けてはいけない理由
・ネット上の勉強法に関する情報のほとんどがゴミの理由
・周りの受験生を見ていてはいけないという話
など
この講座は会計士試験に在学中に一発合格した私が実践していた勉強法を元に作成しているので、ご参加いただければ簡単に短期合格するための思考法・勉強法を身に付けることができます。
本気で会計士試験の短期合格を目指す人はもちろん、受験経験者・社会人の方にも役立つ実効性のある講座となっているので、ぜひご参加ください。
*現在メルマガ講座にご参加いただくと、
「学んだ知識を素早く定着させる方法」について解説しているPDFレポートと音声データ、
そしてさらなる追加特典として
「問題集の回転スピードを飛躍的に上げる3つの秘訣」について解説しているPDFレポートと音声データを無料プレゼントしています。
このプレゼントを読むだけでも、あなたの勉強スピードはめちゃ上がってしまうことでしょう。
※メルマガはいつでも解除できます。そして、私以外からメールが来ることは一切ありません。