【講義4】これやっちゃってたらヤバいです

こんばんは、植村です。

昨日の講義では、

  • 早く合格することで得られる未来
  • 若いうちに受かっておくことが大事

ということについてお話しました。

そして何より、時間は有限で、最も価値のある資源で、1年でも早く合格することが、この先数十年を左右するという話でしたよね。

しかしながら、残念なことに、大半の受験生がそういった時間の有限性を意識できていません・・・

そして、一見勉強に役立っているように見えるけど、実は意味のないこと、無駄なことに時間を使ってしまっている、という話でしたよね。

では、その「無駄なこと」とは一体何なのか?

今日の講義では、そのことについて詳しくお話していきますね。

まとめノートは絶対に作るな!!

あなたは一般的な勉強方法というと、どういうものを思い浮かべますか?

先生が教壇に立って、ペラペラと今勉強している分野のことを喋り、板書していく・・・そして、受験生はその板書をノートに書き写していく・・・

独学の場合だったら、机に向かってテキストを読み、テキストに書いてあることをノートにまとめていく・・・

どうやら一般的には、ノートに知識を書き写していくことや、ノートを作ることが効果的な勉強法として認識されているようですね。

私が学生だった時も、蛍光ペンや色ペンなどを駆使して、見やすい”まとめノート”を長時間かけて作っている同級生の女の子がいました。

表紙にはカラフルな模様、かわいいキャラクターの絵が書かれていました。

まとめノートがまるで一つの芸術作品のようでした。

 

ハッキリ言いますね。

まとめノート作るの、時間のムダですよ。

確かに、きれいにまとめられたノートを作ると気持ちが良いですね。あとで見返しやすいですもんね。

それに、こういうノートを作ったら、それだけで勉強した気分になれますよね。

 

・・・で?

それが、実際に問題を解く上で、何の役に立ちますか?

そもそもノートを作ったところで、そのノート、見返しますか?

インプットした知識の復習をしたいと思ったら、テキストを見返す人が大半だと思います。テキストの方がきれいにまとめられていて、見やすいですからね。

まとめノートを作ったところで、結局テキストを見るなら、そのノートの作成に使った時間は、ムダ以外の何者でもありませんよね?

 

「いやいや、ノートを作成していくうちに、学んだ知識が頭の中で整理されていくから、ムダではないよ!!」

という反論があるかもしれません。

でも、知識の整理は、テキストを読むだけでも十分に出来るのではないでしょうか。

 

そもそも、”書く”っていう行為自体、不必要に時間がかかりすぎるんですよ。

 

読むのにかかる時間が1だとすると、書くのにかかる時間は5くらいはかかりますよね?

つまり、勉強にかかる時間も単純に5倍増というわけですよ。

1つの分野の知識を定着させるために、テキストに書いてあることを1回ノートに書き写した場合、それと同じ時間をかければ、5回はテキストを読めたことになりますね。

 

このどちらが知識の定着率が高いのかというと、当然5回テキストを読んだ方に決まっています。

時間をかけた1回の深い勉強より、何度も繰り返した短時間の浅い勉強の方が、知識の定着率も高いということです。

これは脳科学で証明されている、れっきとした事実で、「何度もインプットを繰り返すことで、学んだことが記憶として定着しやすくなる」と、あの脳科学者の茂木健一郎さんも言っていますからね。

そもそも、黒板やテキストに書いてあることをノートに書き写しているときって、

  • どういう風にノートにまとめようかとか、
  • どの蛍光ペンを使おうかとか、
  • 文字のサイズはどうしようかとか、

ノートをきれいにまとめることに意識がいってしまうのです。

要するに、勉強の最中に、無意識で余計なことを考えてしまうのです。

そのため、肝心の知識のインプットがないがしろにされてしまうのです。

その結果、勉強したことが定着しない、と。

 

まとめノート作るのって、マジで時間のムダです。

事実、頑張ってきれいなノートを作っていた同級生の女の子も、お世辞にも成績が良いとはいえませんでした。

一方の私は、ノートの字が汚いとか言われたり、ノートの書き写しすらやってなかったときもありましたが、基本的に学校での成績は優秀でした。

これは、書き写しというムダなことに時間を使わず、テキストを繰り返し読むという効率的な方法で、知識を定着させることだけを目的に勉強していたからです。

 

知識のインプットをないがしろにして、まとめノートの作成に時間がかかるとか、本末転倒の勉強法なのです。

書く勉強は時間のムダ

まとめノートの作成はもちろん、そもそも「書く勉強」は、効率の悪い勉強法です。

「黒板に書いたことをノートに写させる」っていう学校教育のせいで、”書くこと=勉強”という意識が染み付いている人が多いのですが、実際はそうじゃないんです。

むしろ書かないほうが、はるかに効率的な勉強になります。

その証拠に、とある受験生の方から、こんな連絡をいただいたことがあります。

 

いつも大変参考になる講義ありがとうございます。本当に登録してよかったなと思って拝見させていただいています。今では植村様の講義を楽しみに、日々の勉強に励んでおります。

私、現在、会計士試験合格を目指している●● と申します。予備校は、T●Cに通っております。会計士の勉強を始めて1年と4ヶ月になります。

基礎期を終えて、上級期に入り、初めての答練を受け始めているところなのですが、結果があまり良くなくて悩んでおります。

財務と管理の基礎答練を受けたのですが、財務は6割、管理は復習が追いつかずボロボロでした。

基礎期までの定期的に行われる実力テストは、7割から8割程度(管理に関しては9割でした)で、決してずば抜けて良いわけではないのですが、そこそこ順調にここまで来ていると思っていました。

しかし、実際に答練を受けてみると、思ったような点が取れず、悩んでいたところ、植村様の動画を拝見させていただいて、この人は信用できると思い講義も登録させていただきました。

答練の結果と植村様の動画と講義の内容から、自分の勉強方法を振り返ってみたところ、基礎期から上級期にかけての勉強の仕方に問題があったかなと思いました。

計算の基礎が固まっていないのに、理論科目(主に財務理論)の勉強の割合の方を増やしてしまい、しかも、読み込むのではなく書いて覚えようとしていたのです。

時間もかかるし、計算の勉強をする時間が少なくなって、今までやっていたところの復習がおろそかになっていました。

計算の勉強せずに理論の勉強だけやって、1日の勉強を終わらせてしまうこともありました。。

理論を書いてやっていたせいで、答練の範囲を一周するのにも時間がかかり、結局始めの方の内容の復習を思うようにできず、答練でも基本的な問題を何問か落としてしまいました。

明らかに勉強方法のミスと、無駄な時間を増やしていたせいだったなと思っております。

植村様の講義を読んで理論に関しては、問題集ベースで分からないところをテキストにもどって読み返す方法に変え、計算に関しては今までの遅れを取り戻すために、必死に今トレーニング問題集を解いています。

 

この方は元々、理論科目の論点を書いて覚えようとしていたわけですね。しかしながら、書くという行為は不必要に時間を取ります。

基礎期のころは覚えるべき論点も少なく、また問題のボリュームもそこまで多くはないので、書く勉強でも追いつけるのですが・・・

上級期になって覚えるべき論点が多くなって、論点自体も難解になり、こなさないといけない問題の量が格段に増えてくると、書く勉強では追い付いていくのが難しくなります。

一方で、読んで覚える勉強にシフトすれば、時間もそれほどかからなくなります。上級期のスピードにも追いつけるように(むしろ追い越せるくらいに)なります。

記憶というのは、繰り返すこと、反復することで定着するものです。

反復に時間がかかる『書く勉強』よりも、繰り返し『読んで覚える勉強』の方が早いですし、定着率も高くなる、というわけですね。

そこで、この方は書いて覚える勉強から、読んで覚える勉強に変えたところ、

勉強の効率も格段に上がり、問題を解くことに時間を割けるようになった、との連絡をいただきました。

むやみやたらに試験を受けに行くな

さて。

まとめノートの作成とは別に、多くの受験生がやりがちな無駄なことをもう一つ紹介しておきます。

それが、

簿記一級の試験や、税理士の試験などを受けに行くこと。

受験生からご相談の連絡を頂く時、

「簿記一級の試験を受けに行きます!」とか、「税理士の試験受けに行きます!」みたいな感じで張り切っている方もいるんですけど・・・。

意外に思われるかもしれないんですけど、そういう色々な試験を受けに行くってのも、時間の無駄なんですよね。

試験に合格するためには、予備校の問題集と、答練が全て自力で解けるようになれば良いんです。

じゃあまずは、予備校の問題集と、答練を仕上げることだけを考えていれば良い。

簿記1級とか税理士の試験を受けると、それだけで自分の時間もエネルギーも浪費するし、受験料だってもったいないですよね。

それに、問題集と答練が仕上がっていないような、中途半端な状態で試験を受けに行ったところで結果はしれています。

会計士試験の出題範囲と被っていないような、意味のない問題を解かされることだってあるでしょう。

それだったら普段の勉強のペースを崩さず、いつも通り問題集や答練を解いていた方が効率良いでしょ、って話なわけで。

 

最終的なゴールは、会計士試験の合格ですから、まずはそこだけに向かって突っ走れば良いのです。

ただでさえ時間は足りないわけですから、自分の時間やエネルギーを余計なことに使っている余裕なんてないです。

 

それでも、どうしても簿記1級とか、税理士の試験を受けてみたいというなら、問題集や答練が完璧に仕上がって、めちゃくちゃ自分に自信が付いて、「もう本当にやることねーわ」って思えるようになってから初めて、受けに行ったら良いです。

それ以外の状況で受けに行くのは、時間がもったいないです。

勉強で何よりも最優先にやるべきこと

以上、受験生がやりがちな無駄なこと、

  • まとめノートを作る
  • 書く勉強をする
  • 余計な試験を受けに行く

の3つをご紹介しました。

繰り返しになりますが、試験本番まで、時間は限られています。

本気で短期合格を目指すのであれば、もっと大事なことに時間を使いましょう。

そして、その”試験勉強で最も大事なこと”っていうのが、特典の『学んだ知識を素早く定着させる方法』でもお話した通り、

アウトプット重視の勉強です。

問題集の問題をひたすら解き、答練の問題をひたすら解くこと。

このように、アウトプットにひたすら集中することが、一番うまい時間の使い方なのです。

合格するためには、試験で問題が解けなければいけないわけなので、普段からそのための練習をたくさんやっておく、ってことが大事です。

結局のところ、自分が学んだ知識をどれだけ正確に理解できてるかっていうのは、実際に問題集に取り組んでみて、どれだけ問題が解けるか、そしてどれだけ問題を間違えるか。

こういうプロセスを経ないと分からないわけです。

それが分かるようになって初めて、自分の理解が甘い分野に集中することができます。

自分の理解が甘い分野だけに絞って、何度も解説を読んで復習して、何度も問題を解き直すこと。

これが効率の良い勉強です。

 

まとめておきますが、

問題集の問題を解いてみて、問題を間違えて、解説を見て、後日、解き直しをする。

このプロセスこそが、最もあなたの実力を伸ばす瞬間なのです。

試験勉強では、こういったアウトプットにどんどん時間をかけていきましょう。

というわけで、明日はこのアウトプットをどのようにやっていけば良いか。効果的なアウトプット方法とはどのようなものか。

このことについて、詳しくお話ししていこうと思います。

 

次回の講義では、

  1. 勉強のメインに据えるべきものとは
  2. 問題はどんどん間違って良い
  3. 復習がめちゃくちゃ大事
  4. なぜ、復習が大事なのか?

と言った内容の講義をお届けします。

お楽しみに!

 

※講義の内容に関する質問や、その他試験勉強で悩んでいることなどあれば、気軽にLINEで個別にご連絡くださいね。