会計士試験講座

試験本番での時間の使い方・問題を解く順番

どうも、朝比奈です。


朝比奈式の勉強法をきちんと実践頂き、継続的に努力・勉強を続けることができた受講生であれば、もうこの時点でほぼ勝負は決まっています。

9割方、会計士試験を制したといっていいでしょう。



しかし、「勝敗を決めるカギとなる要素」がまだ1割、残っているんですね。




それが、本番でのパフォーマンスです。



普段から勉強をちゃんとやって、試験合格に十分な知識の理解・暗記が出来ている状態で本番に臨んだにもかかわらず。
本番でやらかしてしまったために不合格となり、涙を流す受験生が毎年一定数います。




というわけで今日は、あなたがこれまで勉強してきたこと、あなたの今までの努力の成果を余すことなく、試験本番で発揮できるようになる「試験本番のコツ」をお話したいと思います。




自分の実力を余すことなく発揮するための、「試験本番のコツ」とは以下の2点。


・問題を解く優先順位を間違えない
・時間配分をうまくやっていく



これにつきます。



ではこの2点を本番でどううまく行っていくか、お話しますね。




1.試験開始。まず何をすべきか?



試験本番当日。

問題用紙、解答用紙が配られ、試験開始の時刻がきました。

「解答を始めてください」の試験官の合図と共に、受験生たちが問題用紙、解答用紙を開き始めます。



さて、ここであなたが真っ先にすべきことはなんでしょうか?







・・・それは、「全ての問題の大まかな把握」です。



試験が始まったら、まず問題用紙を開き、パラパラと問題用紙をめくっていてどんな問題が出題されているのか、大体でいいので把握してください。




コチラの記事で、勉強の基本は「まず、全体像の大まかな把握からはじめること」とお話しました。



試験本番もこれと同じで、問題の全体像を把握するようにしてください。


そして、把握する際は「どの問題に時間がかかりそうか?」という観点で問題を眺めて行ってください。


問題の全体像がはじめのうちにうまく把握できていると、どの問題に時間がかかるか分かるようになるので、上手に時間配分がしやすくなります。

また、どんな問題が出題されているか分かっているため、心に余裕が出来ます。

仮に変な問題、難解な問題が出題されていたとしても、問題を解いて行く途中で「ギョッ」とすることがなくなります。



一方で問題の全体像が把握できていないと、未回答の問題に全部で大体どれくらいの時間がかかるかの見積りが出来ず、上手に時間配分が出来ません。

また、問題を順番に解いているうちに、いきなり変な問題にぶち当たってしまうと、自分のペースを乱されてしまう恐れがあります。



というわけで問題の全体像の把握は、上手な時間配分や、自分のペースを保つために重要なのです。



ただ、問題の全体像の把握だけに時間をかけすぎてはいけません。



かける時間は1分~3分程度が目安です。
間違っても5分以上かけてはいけません。

時間をうまくつかうために全体像の把握をしているのに、その把握自体に時間をかけていては本末転倒です。
それはうまい時間の使い方とはいえません。




また、全体像を把握するときに、苦手な論点、勉強を疎かにしていた論点が出題されていたのを発見しても焦らないでください。落ち着いて。



仮にそういった論点が出題されていたとしても、落ち着いて問題文をよく読めば容易に解答できるケースが多いです。



焦って心を乱されてしまうのが一番駄目です。




2.全体像の把握が終わったら、すぐ解ける問題を解く



さて、問題の全体像の把握が終わりました。



次にあなたがすべきことは、全体像の把握のときに洗い出した「すぐ解けそうな問題、容易な問題」から、片っ端から片付けて行くことです。


順番どおりに問題を解く必要は全くありません。
むしろ、順番に解いちゃ駄目です。



問題を解く順番は、絶対に「短時間で解ける問題」からです。


当然、本番で出題される問題が都合よくそういった順番どおりに並んでいるわけがないので、あなたが独自でそういう問題を洗い出して行く必要があります。


「解くのに時間がかかる問題」、「難問」は後回しにしましょう。




「短時間で解ける問題」から片付けていけば、残りの時間を「解くのに時間がかかる問題」、「難問」に集中できます。

また、仮にタイムオーバーになって「解くのに時間がかかる問題」、「難問」を解ききることができなかったとしても、こういう問題は他の受験生も解けていない可能性が高いので、受験上は問題がないケースが多いんですね。

加えて、「短時間で解ける問題」を早めに全て片付けることが出来れば、残り時間で解かなければならない問題の絶対数も減り、精神的な余裕も出来ます。



逆に、「解くのに時間がかかる問題」、「難問」から手をつけてしまうと、解くのに時間がかかって、「短時間で解ける問題」に十分な時間を使えません。
もし時間がなくなって「短時間で解ける問題」が解ききれなかったら、致命的です。

「短時間で解ける問題」は他の受験生は高確率で合わせてきているので、解答できなかった場合、不利になってしまう可能性が高いです。



最初から「短時間で解ける問題」を解くことに全力を尽くし、残りの時間で「解くのに時間がかかる問題」、「難問」を解く。



これが試験本番で自分の実力を最大限に発揮するための秘訣です。




3.すぐに解けない問題が出てきたら即刻、次の問題へ移る



「短時間で解ける問題」から次々と解いていく方針を採ったとしても、解いている途中でそれがすぐに解ける問題ではないと気付いたり、その問題の解法を忘れていたりするなどで、解くのに時間がかかってしまうケースがあります。

こういう問題に出くわしたときは悩みすぎず、飛ばしてさっさと次の問題に移りましょう。

解いている途中であったとしても構いません。
飛ばしましょう。



まず、自分が容易に解くことのできる、「短時間で解ける問題」を全て片付けることに全力を注ぎましょう。

一つの問題に悩みすぎる、時間をかけすぎるのはあまりうまい時間の使い方ではありません。

また、その場で悩みすぎたところで解法を思いついたりする可能性は低いです。
時間をかけても、解けるようにはなりません。


それよりも、最初に自分が解ける問題から片付けることが試験での最優先事項です。



それに、その問題を飛ばしても、解ける問題を全て片付けた後でその問題に戻ってくれば良いだけの話です。

時間も十分に残っているので集中してその問題に取り掛かることが出来ますし、そっちの方が精神衛生上も良いです。


しかも不思議なもので、一旦飛ばした問題を後から見返すと、パッと解法が思いつくケースが多いです。
一つの問題に悩みすぎて煮詰まるよりも、別の問題を解いて脳を刺激したほうが脳も活性化するんですね。



飛ばした問題に戻ってきて、パッと解くことが出来れば、
最初に「うーん、、」と悩んでいたのが馬鹿らしくなります。




4.理論→計算の順で解くとうまくいく




会計士試験の全体的な傾向ですが、大体、



理論

計算




の順で解けば時間効率的に良いことが多いです。

理論の方が手軽に解けて、時間がかからないことが多いからですね。



一方で、計算はたとえ知っている論点でも、その場でその問題に対応できないといけないですし、図を書いたり電卓を叩かなければならなかったりして、時間がかかるケースが多いんです。


計算に時間をかけすぎて、理論の問題が解けなかったなどは最悪です。


解く問題の優先順位に迷ったら、まずは理論の問題から解くようにしましょう。



5.本番での実践-短答編




では、本番でどのような順で解いて行けば良いか、実践編としてお話ししていきます。



まず短答式試験から。


計算・理論の問題が入り混じっている財務会計論、管理会計論については絶対に、


理論

計算



の順で解くようにしてください。


理論をサクッと片付けてから、計算を解くのが時間配分としてもうまいやり方です。



間違っても順番どおりに解いて行っちゃ駄目です。


計算に時間をかけすぎて、理論の問題が手付かずになってしまったとかは最悪のケースですから。




で、監査論、企業法については特に解く優先順位、時間配分を意識する必要はありません。



監査論、企業法の問題は全て、合っている記述か間違っている記述かを判断するだけで済む選択肢問題なので、特に時間もかからず、普通にやっていれば時間が余るからです。


というわけで時間が余る監査論、企業法については念のため、全て解き終わった後に見直しをしておきましょう。
そこで明らかに誤った解答をしてしまっていた問題が見つかれば、儲けもんです。



時間が足りなくなりがちな財務会計論、管理会計論で見直しをするのはなかなか難しい話ではありますが、一方で時間が余る監査論、企業法では見直しをしないと損です。



時間が余ったからといって居眠りせず、可能な限りその時間を試験に合格するために有効活用しましょう。




6.本番での実践-論文編



次、論文式試験の話ですね。


まず、計算・理論問題が入り混じっている会計学、租税法、経営学から。


とはいっても、経営学は問題のボリュームが少なく、時間も余ると思うのであまり時間配分に気を配る必要はありません。

留意点としては時間が余ったら出来る範囲で見直しをしましょう、くらいです。



問題は会計学、租税法ですね。




先ほど、会計士試験の問題は基本的に


理論

計算




の順で解くと時間効率的に良いといいました。


しかし、論文の会計学、租税法にいたってはこれが悩ましい話です。


理論問題も、記述量が相当程度に多く、理論に時間をかけすぎると今度は計算問題に十分な時間を割くことが出来ない、という問題が生じるからです。



朝比奈はこの問題を解決するために、理論と計算それぞれで時間を決めて解くようにしていました。


例えば、会計学であったら最初の1時間は理論の問題を解くことだけに注力する。

で、1時間が経過したら理論問題の途中であっても計算問題に移り、そのあと1時間は計算の問題を解くことだけに注力する。

で、開始から2時間が経過し、残り1時間になったら自分の解答の状況も見つつ、解けそうな問題から最優先で解いて行く・・・


こういう方針で解いていました。

これだと、計算・理論どちらかに時間配分が偏ることもないですし、効率的に解いて行くことが出来ます。
オススメの方法です。





で、あとは論述だけの企業法、監査論の話ですね。


まあ全て論述の問題なので特筆すべき事項はないのですが、とにかく自分が解きやすそうな論点の問題、記述するのに時間がかからなそうな問題から解くようにしていきましょう。



悩んでいる時間は無駄ですし、悩まずに書き続けてやっと全ての解答欄が埋まるくらいのボリュームです。

というわけで論述については悩む前に手を動かすようにしましょう。
手を動かしているうちに、脳が刺激されて、次に書くべき文言が浮かんでくるケースもあります。



7.ちゃんとした時間配分の練習は全国答練で行う




ここまでつらつらとお話ししてきましたが、最後に問題を解く優先順位付けの練習、時間配分の練習はどうやって行えばいいかについてお話します。




予備校では、試験の直前期に1回~2回ほど全国答練を解く機会があると思います。



本番を意識した、優先順位付け・時間配分についてのしっかりとした練習はこの全国答練を解くときだけで十分です。


全国答練のときは本番と同じ時間をかけて解くと思うので、そのときにざっくりとした本番の雰囲気をつかめればオーケーです。




普段の答練を解く際は、本番と同じように時間をかけてわざわざ練習する必要はありません。
解く優先順位を決める練習をするだけでいいです。

普段の答練は必ずしも指定の時間通りに解く必要はないので。
むしろ指定の時間通りに解いていると時間の無駄になる可能性があります。




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